Home > アトピー > 温泉ホテル宿泊拒否に思う

温泉ホテル宿泊拒否に思う

開き直ったおもてなし…温泉ホテルが逆ギレ 宿泊拒否、施設名公表され怒り「他の顧客の迷惑になる」という記事が昨日から気になっている。

 全国温泉ランキングでトップを争う熊本・阿蘇の名湯・黒川温泉で、化粧品メーカー系列のホテルがハンセン病元患者の宿泊を拒否し、熊本県に施設名を公表された。ハンセン病国家賠償訴訟で「らい予防法」が違憲とされて2年。偏見・差別をよそに、ホテル側は「国民が100%理解しているかといえば疑問だ」と“逆ギレ会見”し、開き直っている。

 このホテルは「アイレディース化粧品」の製造で知られ、アイスターグループ経営の「アイレディース宮殿黒川温泉ホテル」(南小国町)。

おいおい、国民が理解しているかいないかではないだろうと思わず突っ込みたくもなったが、一般客の生理的違和感はゼロではないかもしれないと想像がつくのも残念だが真実かもしれない。いろんなサイトでもこのホテルへの批判を書いているだろうが、その根っこにある一般客の意識そのものにも言及すべきであろう。一般客が迷惑がる(と思われる)→一般客の要望をホテルが代弁して宿泊を拒否するという構図もあるのではないかと思うのである。このホテルの関係者のためにリンクを張っておいてあげよう。脱線してしまったが、一般の人にそういう偏見を植え付けたのは誰だったのか?ということにも及ぶだろう。「わたしたちにできること」(厚生労働省のハンセン病に関する解説。)これだけでっかい字なら読めるだろう。漢字は読めるだろうか。今でこそ厚生労働省もこういう啓蒙をしているが、ハンセン病国家賠償訴訟に国が勝っていたらこんな情報すら掲載されていないし、逆にこのニュースが流れることもない。

アトピー患者でも同じような経験をよくする。旅行に行った宿泊先だけではない。普段の通勤時の電車の中、取引先の人との名刺交換時等、普段知っている人以外と接触する場面は毎日が他人の目を如何に気にしないで乗り切るかということとの闘いだ。私もリバウンドのひどい時期に銭湯に行ったとき、銭湯のおばさんに「最近なんか肌がボロボロのにーちゃんが来てて、気持ち悪い。うつされたらどないしよて他のお客さんに言われるねん。」と言われたことがある。このおばさんに私は「では、明日からはこの銭湯には入浴しに来るなということですね」と言い返したことがある。他の客が困るからとは言うが、来るなとは言わないのだ。遠まわしに私が「じゃあ、こんな銭湯には絶対来るか!」と言わせる上手い言い回しである。以来この銭湯には行かずに別の銭湯に行っている。この時の悔しさが蘇ってきた。まるで悪者扱いされたようなやり場のない怒りが込み上げてくるが、所詮人間の偏見、差別意識はなくなることはない。他人なんかそんなもんだと我々も開き直ってそういう心無い人の失態を反面教師にするしかないのか?

アイスターグループに関しては、「女性党」「新興宗教」「マルチ商法」などのキーワードも加えて調べれば周辺情報がいくらでも出てくる。ハンセン病差別問題とは別にアイスターグループの消費者トラブル問題というのも今後大きく浮上するかもしれない。

Comments:3

Comment Form

画像の中に見える文字を入力してください。

keigo 2003年12月 6日 17:11

こんにちはTrackbackさせていただいたkeigoです。
驚かせてしまったようで失礼いたしました。
国の対応はきわめて遅いものでしたが、個人的には現在の取り組みは評価しております。
とは言え、『国家賠償訴訟に国が勝っていたらこんな情報すら掲載されていないし』というのは同感です。

ことみ 2003年12月 7日 02:14

報道でも大きく取り上げられた事件として。
最初は、ホテル側の高慢な態度!と思ったが・・・
しかし、社会全体の風潮を見ると、国の政策で長年閉ざされてきた事、過ちを棚に上げて、一企業に「今度は間違っていたから正してくれ」と押し付けてよいのか?と思う。それにしても、アイレディースのHPでの弁明文からも、「事前に知らされていなかったので、他の客と調整が取れなかった」という宿泊拒否は衝撃ではあるが、人間の中に潜む偏見や誤解は今回のケース以外にもあらゆる場面で存在する。まずは、お互いに自分と違うという事に理解し、慣れることだ。

しんじ 2005年3月18日 10:34

ことみさん>
> 過ちを棚に上げて、一企業に「今度は間違っていたから正してくれ」と押し付けてよいのか?

いいんです。
状況が好転したんです。流れが大きく変わったんです。

>まずは、お互いに自分と違うという事に理解し、慣れることだ。

個人の価値観と国や企業のあるべき姿を混同されているようです
慣らし期間は物やシステムについては必要な場合があるのであって、急を要する患者たち人間に対する対応には違和感を覚えます。

Trackbacks:1

TrackBack URL for this entry
http://www.atopic-info.com/mt/mt-tb.cgi/308
Listed below are links to weblogs that reference
温泉ホテル宿泊拒否に思う from Atopic Information:アトピー性皮膚炎のブログ
これは差別擁護発言では? from PlayLoud!! 2003-12-06 (土) 16:04
031206 爺通信社から引用 ホテルの経営会社の社長は記者会見で元患者が宿泊することをきちんと説明しなかった県側に責任があると述べたが、これは全くそのとおりだと思う。 (中略) 確かに元患者の方々が、他の宿泊客の介助を要したり、宿泊によって他者にハンセン病を感...

Home > アトピー > 温泉ホテル宿泊拒否に思う

検索
Feeds

Return to page top