- 2004年9月27日 10:17
- その他
先日から「希望の国のエクソダス」を一日30ページずつくらいのペースで読んでいたのだが、やっと読了。この小説は2002年から2008年にかけての近未来シミュレーションになっている。
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「こんな話嘘や」と思いたくなる大人社会にどっぷりの感想と、80万人の中学生が集団不登校を行い、その中学生ネットワーク「ASUNARO」が自力で情報収集、発進力、経済力を持ち、大人社会を尻目にサバイバルしていく術を身に付けていく過程に痛快さを感じたのも事実だ。伏線となる金融情勢と中学生が仕掛けたことが最後に繋がってくるというのはよくある展開ではあったが、
「この国には何でもある。しかし希望だけがない。」
という言葉に現在の日本の大人社会の閉塞感、行き場のない不確実性にどう対応するべきかを誰もがわからなくなってしまっている状況すべてが凝縮されている。作品としては古く、フィクション、あるいはファンタジーの部類の作品とはいえ、我々がどう生き残っていけばよいのかというのを考えさせられる作品であった。この物語の展開が希望を残すものなのかは読者に委ねる終わり方であったが、不気味さと面白さが入り混じった複雑な読後感がある。
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すこし甘いかな。
物語性のなさ。