- 2004年12月26日 13:05
- アトピー
◇アトピー性皮膚炎の女性に、公衆浴場が「入浴控えて」
大分市内の公衆浴場が3月、アトピー性皮膚炎の女性の入浴を拒否していたことが20日までに分かった。公衆浴場法では伝染性患者の入浴は拒否するよう施設側に義務付けているが、アトピー性皮膚炎は伝染性がなく対象外。市保健所は4月にこの浴場に行政指導し、今月15日付で市内の全公衆浴場44施設にアトピー性皮膚炎の人の入浴を拒否しないよう通知した。市保健所によると、女性の入浴後、別の客から要望を受けた従業員が女性に「今後、入浴を控えてほしい」と伝えたという。浴場側は直後に謝罪したが、女性は4月に市保健所に苦情を訴え、10月に県弁護士会人権擁護委員会にも申し立てた。市保健所も「アトピー性皮膚炎は感染症でないということを施設に徹底する必要がある」と話している。 毎日新聞 2004年12月21日
昨年温泉ホテル宿泊拒否に思うというエントリーで、銭湯で事実上の入浴拒否をされたことがあると私も書いたことがあるが、こういうことが生活上のあらゆる場面で起こっていても、それが問題にもならずに忘れ去られるのは困りものだ。ここから我々が学び取ることとしては、接客対応として、従業員の対応が正しい、つまり「別の客」の要望自体が感覚的には普通なのが、今の現実ということだ。これで仕方ないと思うだけでは今までと同じで、その誤った認識に一生嫌な思いをし続けることになる。「アトピーは伝染性の病気ではないですよ」とわかってもらうようにするにはどうすればよいのかを考え、的確に伝える必要がある。
かくいう私も、もし飲食店の経営者だったら、犬や猫を連れて入ってきた客には「すみません、ペットを連れての飲食はお断りしています」と言うかもしれない。しかし、ペットを飼っている人にとっては、「とんでもない。今はペットと入店できる美容院、飲食店、ペット飼育可のマンションもある。うちのワンちゃんは家族ですから!」と反論されるだろう。また、ペットとは別に、盲導犬、介助犬など、人の生活をサポートしている犬などは別格として、既存の飲食店などに出入りできるよう啓蒙もされている。ペットごときが入店できる店が増えている反面、アトピー患者とはいえホモ=サピエンスである我々が風呂屋ごときに入浴拒否されることがまかり通ること自体、アトピーに関する社会認識の乏しさを感じるのと、「我々は犬猫以下か?」と情なくなってくる。
とか書きながら、私は今から銭湯でゆっくりしてくるつもりだ。いつも、今いっている銭湯で入浴拒否されないようにと祈りつつ、(私にとっての有事の際は、第一戦闘配備の心構えで反論するつもりでいるが、)今のところ私が通ってる銭湯の番台のおっちゃんはそんなこと何も言ってきていない。
参考URL:
大分市公衆浴場法施行細則
大分市公衆浴場の衛生の確保に関する条例
当blogでの関連エントリー:
温泉ホテル宿泊拒否に思う
宿泊拒否問題のその後
宿泊拒否問題その後のその後
ふたたび「泣くな、復讐しろ」と出会う。
- Newer: 年明けのアトピー的自由計画 On the Radio 第6回の放送日程
- Older: 今日のカレー