- 2005年4月10日 12:39
- アトピー
既に多くのおなじみのblogやニュースで言及されているが、アトピー患者をカモにするニュースが流れている。ひとつは定番の新興宗教絡み、もうひとつは食事療法。
京都府八幡市の「聖神中央教会」主管牧師金保容疑者(61)による少女暴行事件で、「アトピー性皮膚炎が治った」という金容疑者の“奇跡”のうわさが口コミで広まり、教会側が多数の信者を獲得していったことが9日、複数の脱会信者の証言でわかった。 金容疑者は日ごろ、「信仰が足りないと治らない」などと説教し、信者は信仰心を疑われないよう、治ってもいないのに「治った」と言うようになったという。府警は、こうした評判が「金容疑者の神格化」につながり、事件に至ったとみている。 アトピー症状に悩んでいた元信者は約10年前、近所の人に「教会に行けば治る」と誘われ、入信した。金容疑者は「神様が治す時まで信仰を持って頑張りなさい」と説明し、その後は「信仰が足りないから、いつまでも治らない」と諭すようになった。このため、元信者はかゆい時でも我慢し、「治りました」と答えるようになった。5年前に脱会したが、「教会側は私のケースを、アトピーが治った例として利用していたようだ」と振り返る。 また、別の元信者は、金容疑者がアトピー症状の子どもの頭や背中に手を当て「キリストの御名(みな)において病を癒やされなさい」と告げているのを見たとして、「こうした行為が口コミで評判になり、信者が増えた」と指摘している。
7日午後7時過ぎ、大分県玖珠町内の病院から「食事療法をしていたという女性が運ばれてきたが、すでに死亡している」と110番があった。死亡したのは神戸市東灘区に住む無職女性(27)で、大分県警は8日、女性が滞在していた同町内の別荘を家宅捜索し、女性らの病状などを記録した入所診療カルテなど約70点を押収。大分大学医学部で司法解剖したが、死因が特定できなかったため今後、組織検査で死因を特定する。 調べでは、女性はアトピー性皮膚炎に悩み、福岡市内でマッサージ業を営む男性(54)の食事療法を受けるため、男性が知人から借りた別荘を先月25日から訪れていた。女性のほかに大分、福岡両県の50代の無職女性2人が一緒に男性の指導を受けていたが、過去にも何度か参加経験のある2人は健康といい、県警が男女3人から事情を聴いている。 死亡した女性は亡くなる2、3日前から体調を崩し、亡くなった7日はぐったりと寝込んでいたという。女性は入所時、身長159センチで体重は約50キロあったが、死亡時は約40キロまで減っていた。
いずれのケースもアトピーを患っている人なら一度や二度は勧誘を受けたりいっときどっぷりハマってしまうことがある。人生の時間軸の中で、それが将来を現在の状況よりも更にパーにしかねないリスクとしても大きい。共通項としては強迫観念を知らぬ間に植えつけられる不安産業の要素が大きい。この種の事件に今後私も絶対にだまされないという保障はない。
参考:
nori ato:神戸の27歳女性が食事療法中に変死
わたくし、お母さんやってます:アトピー患者を利用した事件
アトピー性皮膚炎の高山家:宗教とアトピー
Wikipedia:聖神中央教会
弁護士紀藤正樹のLINC TOP NEWS-BLOG版:「聖神中央教会」事件
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