このバナーをiTunesなどの専用ソフトにドロップすることで、ポッドキャストを聴くことができます。(iTunesで聴く手順)
このエントリーのみのpodcastを聴く場合は以下のリンクをクリックするとダウンロードできます。
ダウンロード:rec-20051126-2148.mp3
[mp3:http://www.atopic-info.com/archives/podcast/rec-20051126-2148.mp3:バリウム製剤に重要な副作用、アトピーにも影響あり?]
厚生労働省は11月24日、胃や腸のエックス線検査で使用される「硫酸バリウム製剤」について、1954年以降、ショック症状(18例)や消化管穿孔(27例)などの副作用が報告されたとして「医薬品・医療機器等安全性情報」の重要な副作用情報に追加したと発表した。同省によると、ぜん息やアトピー性皮膚炎などの過敏症患者で血圧低下や呼吸困難などのショック症状があらわれる恐れがあり、また、消化管運動機能が低下している高齢者で硫酸バリウムの停留による消化管穿孔や腸閉塞を引き起こすことが報告されているという。
上記ニュースのみではわかりにくいので記載されている厚生労働省の「医薬品・医療機器等安全性情報」を探してみた。11/24に発表されたものなので、容易に情報は入手できた。以下はその中からアトピーに関連すると思われるところを一部引用。
[禁 忌]
消化管の閉塞又はその疑いのある患者
硫酸バリウム製剤に対し,過敏症の既往歴のある患者
[慎重投与] 腸管憩室のある患者
[重要な基本的注意]
他の医薬品に対し過敏症の既往歴のある患者,喘息,アトピー性皮膚炎等過敏症反応を起こしやすい体質を有する患者では,ショック,アナフィラキシー様症状があらわれるおそれがあるので,投与に際しては問診を行い,観察を十分に行うこと。
消化管内に硫酸バリウムが停留することにより,まれに消化管穿孔,腸閉塞,バリウム虫垂炎等を引き起こすことが報告されており,特に高齢者においては,より重篤な転帰をたどることがあるので,次の点に留意すること。
[副作用(重大な副作用)]
- 患者の日常の排便状況に応じた下剤投与を行うこと。
- 迅速に硫酸バリウムを排出する必要があるため,十分な水分の摂取を患者に指導すること。
- 患者に排便状況を確認させ,持続する排便困難,腹痛等の消化器症状があらわれた場合には,直ちに医療機関を受診するよう指導すること。
- 腹痛等の消化器症状があらわれた場合には,腹部の診察や画像検査(単純X線,超音波,CT等)を実施し,適切な処置を行うこと。
ショック,アナフィラキシー様症状:ショック,アナフィラキシー様症状があらわれることがあるので,観察を十分に行い,顔面蒼白,四肢冷感,血圧低下,チアノーゼ,意識消失,潮紅,蕁麻疹,顔面浮腫,喉頭浮腫,呼吸困難等があらわれた場合には,適切な処置を行うこと。
消化管穿孔,腸閉塞,腹膜炎:消化管穿孔,腸閉塞,腹膜炎を起こすことがあるので,観察を十分に行い,検査後,腹痛等の異常が認められた場合には,腹部の診察や画像検査(単純X線,超音波,CT等)を実施し,適切な処置を行うこと。
[高齢者への投与]
高齢者では消化管運動機能が低下していることが多いため,硫酸バリウムの停留により,消化管穿孔が起こりやすく,また,起こした場合には,より重篤な転帰をたどることがあるので,検査後の硫酸バリウムの排泄については十分に留意すること。
胃カメラもまだ飲んだことはなく、胃のレントゲンもまだ撮影したことはないが、私も40歳に数年で手が届く年齢になるので、少し心配なニュースであった。