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ペンネーム「びわこ」さんからの投稿記事(97年2月13日)

Thu, 13 Feb 1997 15:17:52 +0900

わたしは、11才頃に発病しました。病名は便宜的に「接触性皮膚炎」と言われました。 症状は、まず、右手薬指の赤い水泡。とにかくかゆかったです。そこから数年かけて小指、 中指、右手手の平、爪の生え際、そして左手へ、と、ほんとうにじわりじわりと、 しかし確実に進行していきました。しかし、両手首から先、だけで、それ以上の広がりはありませんでした。

あの頃、良いといわれたことは、とにかく全てやりました。 漢方薬、アロエ(塗布&内服)、温泉、その他忘れたものも含めて、とにかくありとあらゆること。 病院もいろいろ変えました。国立へも行きました。 でもどこへ行っても同じでした。 水虫菌の検査をし、水虫ではありませんねと同じような薬をくれて‥。

だいたい2種類の塗り薬でした。ひとつは強い薬(たぶんステロイド系)ひとつは弱めのくすり。 これは、よくなってきたらこっちに変えてねと言われる薬です。

しかし一方、かゆみや、見た目の気持ち悪さ、 不便さ(両手の平を侵されたため、日常生活にことごとく支障をきたした) から、医者でもらった外用薬は完全に「この病気を直す薬」と信じて積極的に使っていました。

わたしの場合、患部の広がりはありましたが、何の薬も内服していませんでしたから、他に副作用が出ることはなかったです。 そのうち直るだろう、あ、ひどくなった、いや、直りかけているようだ、なんかそんなことの繰り返しだったように思います。

薬の是非を考えるひまなどありませんでした。 かゆいし、見た目は気持ち悪いし。 塗る以外ないんです、手の平の表面の皮膚が一枚ペロリと「無い」んですから。

結局わたしは、発病10年目で、直りました。20才の時です。でも完治ではありませんでした。 つまり、生理の前2、3日はひどくかゆくて荒れるんですが、それ以外はさも直ったかのようで、塗り薬は不要。 それから10年ほどかけて、徐々に病状が下り坂となり、今、発病20年で、完治しています。

20才の時の何がきっかけだったかというと、夏の海水浴です。 地元のきれいな海で、毎日海水浴をしたんですが、とにかく肌は真っ黒、皮膚も何枚もむけるような有り様。 まあとにかく、肌に悪い、とされていることを、若さにまかせて、無防備にやっていたわけですね(笑)。 その日を境に、病状が急変しました。

専門的なことはわかりませんが、例えて言うなら、何かの病原菌が太陽の紫外線で消毒された、かのようでした。 あんなに必死に直そうとがんばっていたのは一体何だったんだろう?というかんじでした。あっけなかったんです。

ふたつめは、洗剤や石鹸、シャンプーなどの類を直接患部に触れさせないよう気をつけたことでしょうか? それは長年、続けていました。使い捨てのような、薄いビニールの手袋を着けて、入浴、洗濯、家事をしました。 最初は無香料なら、と使っていたんですが、ああいうものには、香料なんかよりもっと恐い添加物が含有されています。 今は昔と違い、純せっけんのような良質の洗浄剤が簡単に手に入るようになりましたよね。

最後に、わたしが一番苦しんでいたことから解放されたこと。これは、ずっと後になって気付いたことです。 イライラ、恐怖、ストレス、そういう要因が無くなって、かゆみ、という症状は少しずつ軽減されていたと思います。 それは何か、というと、両親であり、受験の壁でした。テストの度にびくびくして、当時、テストの時間になると必ずお腹をこわしていました。 特に、一人っ子ですから、過干渉でしたし、ちょっとしたことですぐ激しく叱られ、相談したり、愚痴を言ったりする相手(兄弟)もなく、 いろんな感情を自分の中に貯めてしまっていました。

大学に合格し、親と離れてひとりの自由を、やっと手にいれることができて、精神的に随分楽になれたことは確かなんです。 これと形は違っても、例え一時期でも、思い切って生活環境を一新してみる、という方法はとても良いと思います。

皮膚病で苦しむ人に言いたいのは、結局何が効くかなんて、ほんとにわからない、ということです。 ある人に効いたものでも、自分には効果無しかも知れないし、その逆も然り。 だからこそ、良いと言われた方法は、いろいろ試してみる価値はあると思うんです。 決してあきらめないで欲しい。

わたしも、慢性病と認め、一生この皮膚といっしょに生きていこう、と覚悟を決めた矢先でしたから。 少しずつ病気が進んでいく、あの恐怖感は、ほんとうに苦しいものですが、 病気を直せるのは自分だし、体質を変えることができるのも自分です。

最後に、塗り薬の副作用ですが、手の平の皮膚が薄くなった(熱いものが持てない)、 爪は未だデコボコで薄い、といったところです。


奥様が患者さんというご主人の投稿記事(97年2月18日)

Tue, 18 Feb 1997 01:59:14 +0900

1年ほど前から松岡さんの拝見してますが、充実してきましたね。 それだけアトピーに悩む人が多く、その人達の声がこのページを つくっているのかなと思います。

私はアトピーではありません。(アトピーが現れるのは環境が 清潔すぎるからという説もありますね。私は不潔に育った?) でも家内が一昨年の夏にステロイドを絶ち、今も療養中です。

背中が痛いので机にうつぶせで寝たり、久しぶりに外出 できたので泣き出したり、旅行のとき朝に入浴して倒れたり、 まあ、いろいろありました。

最近は安定してきたので、すぐは無理だけど仕事の復帰も 考えているようです。

漢方薬、入浴剤、中国針など、いろいろやりましたが、自宅 温泉湯治にして1年ほど経ちます。この方法は初期費用がすごく かさむので、経済的な負担がおおきいのが難点ですが、精神面の ケアは充実してると思います。ただ、医者と同じ様には考えない 方がいいと思いますね。指導は経験則的で、時には矛盾してるのでは ?と思うことも。ただ精神面の支えとして「悩んでる、苦しんでる のは私一人じゃない。」と思わせてくれるので、費用はカウンセリ ング代と考えた方がいいと思います。

アトピーの治療はここも含めて「リバウンドを楽にする」対症療法 ではないかと思います。松岡さんの水療法に対する考えもそうでは ないでしょうか。とにかく乾くと痒いので、中からも外からも 水分を補充すること。そして皮膚の乾燥を防ぐこと。皮膚や免疫が 弱いので、薬品類を避け、感染症を防ぐこと。但し、潔癖にならないこと。あと、患者を ひとりにせず、精神的に支えること。

そんな所が共通点かなと思います。

あと一山越えなければならないかもしれませんが、あせらず じっくりいきたいと思います。私には代われないしね。


38歳男性の投稿記事(97年2月21日)

Fri, 21 Feb 1997 02:51:35 +0900

前略
メール拝見しました。私もアトピーで苦しんでいる38歳の男性です。 元々小児喘息があり、それは記憶が無いときに完治し、25歳の頃から、首筋から 、発生しました。大学出たての頃最初は何も分からずただただカユイカユ薬でも塗 っておけとばかり、皮膚科に行っては、塗り薬をもらっていました。それが、まさ しく恐怖のステロイドとは露知らず。

その後ストレスと疲れが重なると益々痒くなり、忘れるために酒をしこたま飲むと いった生活でした。薬もだんだん強くなり。何時しか同じ医者では物足りなくジプ シーのごとく、医者を渡り歩きました。それこそ、有名な医者,病院は色々、行き ました。勿論漢方から、おまじないまで。

使った金は数百万!

結局入院生活のあと会社を辞め今は一人で貿易会社をしています。 そんな中でやっとステロイドの怖さと、現代医療の無責任さを知りました。そして 五年前にステロイドをきっぱりと止め自然治癒力に任す温泉・入浴療法をしていま す。

一日最低二時間は風呂に入るというやつです。切っ掛けは日本オンバスが発行し ている温泉治療の本を見てからです。原理に関してはこの本を読めば分かります。た だこの療法をこの会にはいって実行するのは金もかかるし、家の風呂で十分出来 ます。

ご存知のように、苦しいのは、ステロイド離脱の時です。体中から、黄色い体液と 悪臭でこの世の地獄を見ました。何度死のうかと思ったことか。今にして思えば、 あの有名とされている医者どもをどれほど殺して殺りたいと思ったことか。 今はほぼふつうの生活をしていますが、やはりこの時期特に乾燥すると痒みは増し ます。

ですから、朝夜各一時間風呂に入り保湿にオリーブ油を塗っています。 以上長々と書きましたが私も現在の医療にはまったく腹が立ちます。とにかく弱い者 の味方ではなく権力者の満足と欺瞞になりっ立ています。政治も同じですが。 とにかく、挫けず頑張りましょう。

最後に土佐清水の丹羽は、人殺しです。私も行きました。保険も聞かずステロイド を体中に塗りたくります。何人の人がその後泣いているか私は見た。こいつは、絶対許せない。


元ステロイドジャンキーの読者さんの投稿記事(97年2月24日)

Mon, 24 Feb 1997 17:45:38 +0900

はじめまして。わたしも、アトピーに苦しむひとりです。 (ステロイド離脱は、ほぼ終わっています)

参考にはならないとは思いますが、私のアトピー歴を書いてみます。

「出生〜小学生の頃」
月に一回くらい母親に付き添われて皮膚科に通っていました。肘や膝がかさかさになってかゆかったことと、夏はあせも、冬はしもやけで、嫌な思いをしたことを覚えています。でも、週に2回ほどスイミングスクールに通ったりしていたので、今から思えば、大した事ない症状だったと思います。薬もステロイドだったかどうか分かりません。

「中学生〜高校生」
思春期を迎えると、アトピーが体中に広がってきました。特に顔に症状が出てきました。いわゆる成人性アトピーに移行したんだと思います。この頃、親が家を買ったため、引っ越しました。当然、病院も変わりました。ここで出されたのは間違いなく、ステロイドでした。

処方するにあたって、一日二回、摩り込むように薄く塗るように言われていました。大量に使用するとどうなるかといったことは教えてくれませんでした。症状が出ていると、学校でいろいろ悪口を言われたり、いじめられたりするので、一生懸命塗りまくり、症状をおさえていました。当然、だんだん効かなくなってきます。医者は、

「ではちょっと強い薬に変えましょう。」

と言ってさらに強い薬を処方しました。この薬は症状をおさえるもので、体質を改善しないと治らないと言いながら、体質改善の指導は一切なく、診察も10秒程度で今考えると、とんでもない医者だったと思います。でも、この頃は、ステロイドを塗っている限り、アトピーだとわからないほど効いていましたし、通常の人と変わらない生活ができていました。

この頃は、ステロイドの副作用についての情報があまりなかったことや、継続的にステロイドを使用しても、効かなくなるまで時間がかなりかかっていたので、ステロイドを処方するのが、当時の医者としては当然の治療方法だったのかも知れません。ここで一人のステロイドジャンキーの誕生となったわけです。

「大学生の頃」
大学に通うようになり、受験のストレスから開放され、一時症状は良くなりました。でも、大学生にありがちな、不健康な生活によって、また症状が出てきました。この頃からステロイドの副作用についていろいろ言われるようになってきましたが、全然気にせずにステロイドを使い続けました。したがって、この頃の友人は私がアトピーだということを知りませんでした。なお、通っていたのは、前と同じ病院でした。

「社会人になってから」
入社一年目は、社会人になって誰もが感じるストレスと、環境の変化によって見る見るうちに、症状が悪化しました。病院は寮の近くの総合病院に変りました。先生は、私の病歴を聞くと、体にステロイド(リンデロンV)、顔には非ステロイドの軟膏を処方しました。しかし、それまで顔にもステロイドを使用していた私は、顔の症状がひどくなり、先生は、顔にもステロイドを処方するようになりました。体に塗っていたリンデロンよりは弱い薬でしたが、あまり効きませんでした。弱い薬を大量に塗るなら、リンデロンでも同じと思って、全身にリンデロンを塗っていました。

入社2年目に人事異動で部署が変わり、その部署がかなり忙しいところであったため、また一段と悪化しました。この頃、総合病院の先生が変ったのですが、その先生は、私のカルテをみて、ステロイドの副作用について説明してくれて、顔へのステロイド塗布は止めるように言いました。一ヶ月ほどリバウンド症状が出るけれど、それを過ぎるとびっくりする位、奇麗に治るからと言ってくれました。この先生には今でも感謝しています。

それから、リバウンドとの闘いが始まりました。まず、見る見るうちに顔が真っ赤になり、一回り大きくなりました。眉毛はほとんどぬけて鏡には別人の顔が映っていました。信じられないかゆみが全身を襲い、夜はほとんど眠れず、常に微熱がある状態になりました。この状態に驚いた私はステロイドが恐ろしくなり、体への使用も止めました。仕事が内勤の事務なので、上司に事情を話した上で、休まずに通いました。

ステロイドに負けたくないという気持ちが、極限状態の私を出勤させました。

皮膚科の先生は、仕事は休んだ方がいいといいましたが、根性で通いつづけました。でも当然、能率が悪く、上司や同僚の信頼を失ったのは言うまでもありません。しかし、幸いいい人ばかりで、口に出して言う人がいなかったのが救いでした。一ヶ月で治るはずが、全然良くなりませんでした。カポジーを併発して入院もしました。

ステロイドを止めて一年が経った頃から、変化が現れました。病院の先生がまた代わり、この先生が若い先生で、いろいろな治療法をためしてくれました。まず内服薬に抗生物質や止血剤、そして新薬IPD(血中のIgEを押さえる薬だそうです。)を処方しました。外用薬では亜鉛華軟膏をリント布で湿布するといったことをしました。

同時に個人的に、漢方薬(十全大補湯、病み上がりの時などにつかうもの)やクロレラを飲みはじめ、アルカリイオン水を飲みはじめました。そして、強酸性水(サンクエスト水)もはじめました。どれが効いたのかは分かりませんがステロイドをやめて一年六ヶ月がすぎた頃には一時的に、すっかり良くなりました。

しかし、世の中そううまくいきません。ステロイドを止めて2年半たった今でも、一度、肌の調子がくずれ、症状がでたら、治るのに何ヶ月もかかってしまいます。

これは、ステロイドの副作用ではなく、本来の私のアトピーだと思われます。その後、総合病院の先生がまた代わり、今度はステロイドを使うように言われました。私のカルテ(リバウンドとの闘いの記録?)を見た上で言っているのか?

と聞くと、そうだと言います。ここで、先生に罵詈雑言を浴びせ口げんかになってしまい、今では、別の病院に通っています。

この病院では、強酸性水(サンクエスト水)を使った治療を指導しており、レーザー治療・整体のようなものも取り入れて、ステロイドを全く使わずに治療してくれています。一ヶ月で治ると思っていたのが、結局、2年半たった今でもアトピーに悩まされています。一人暮らししながら入院も休職もせずステロイド離脱できたのが、唯一の救いであり、また、唯一の自信となりました。

最近では、現在のような生活を続けていても、これ以上良くならないと考える様になり、会社の医務室の先生を通して、実家から通えるところへの人事異動を希望しています。先生の話によると、人事の方が考慮してくれると言っているとのことです。

会社が一社員の健康のことをどの程度考えてくれているかが、この結果に現れるような気がして、とても気になります。裏切られたら、会社への忠誠心(?)もなくなってしまいそうです。そんなわけで、現在は人事異動を期待しながら、今の部署での残務の処理に明け暮れる毎日です。(ちなみに今日は久々にアトピーがひどいので会社を休んでこのメールを書いています)


製薬会社にお勤めの元患者さんの投稿記事(97年2月25日)

Tue, 25 Feb 1997 14:26:59 +0900 (JST)

あなたのフォローと投稿をくまなく読み続けてきました。そこで 考えたことは、WWW上で「何かを中傷するような情報を流すこと」 の危険性に関する理解が欠けていると思いました。

「儲け主義」

なんて、変に読者に嫌悪感を煽る言葉を使い続けてきていますが この日本で「何か仕事をしていたらその十分な対価を求めるのは 当り前」のことじゃありませんか? また、良識の範囲内であれば出来るだけ対価を大きくしたいと考え るのはどんな仕事をされている人でも考えることですし、考えてい いい事ですよね。

(その対価が現金であれ、名誉であれ満足感であれ。)

「儲け主義で無駄な薬をつかわせやがって!このヤブ医者!」

なんて言葉を読んだら、誰だってあなたやあなたと同じ思い をした人が被害者でそのお医者さんが悪役に思えてしまうものでしょう。 事実、その時、その1ケースでは、何かお医者さんに不手際があったのな らその医療行為にお金を払った身にとってはとても心の傷つくものです。

でも、その一つの事実だけで、医者を「金の亡者」扱いにするのであれば 日本中どころか世界中のお医者さんが「金の亡者」扱いを受ける危険がある ことになります。

でもどうでしょう?実社会では「いいお医者さん」は存在しますし、もちろ ん「悪い医者」などと呼ばれた事のある方々もいます。

あなたの信頼するお医者さんはきっとあなたにとっては素晴しい助言/診療 をしてくれたのでしょうが、今までの他の患者の中でそのお医者さんを 「ヤブ医者」だとか「診察が上手でない」とか「言葉が冷たい」などと言って あなたが思っているよりも低い評価を下している患者がいるのではありませんか?  一度、徹底的に探してみてください。きっと、「ヤブ医者」とまでは言わずとも 「あのお医者さんにかかったが、なかなか病気を直せなかった」 と感想を述べる方がいる筈です。

また、あなたやあなたの知る人が「悪い医者」「ヤブ医者」「儲け主義 の医者」などと呼ぶ方でも、その患者の中にその先生を 「尊敬し、感謝し、信頼して頼っている(頼って来た)患者」 が何人もいる筈です。

 「あの先生は名医だ」とか「あの先生は信頼できる」と医師を 呼ぶ場合のその評価の判断基準なんてどこにあるのでしょうか?

「診察に間違いがない」「設備や技術が最先端」「接し方が暖かい」 「患者を待たせない」「急な診療も笑顔で引き受ける」などなど

沢山の評価項目が思いつきます。でもこれらは「一患者の目・感触」 で評価すると、その人の事情の理解度や思い込みの程度にかなり左右 されるものです。また、その日はそう思っても次の機会の診療では 評価が逆転してしまう事もあります。

「悪い医者を実名氏名手配」

などというのも、同様にどの視点から評価しているのか不明確過ぎる 点ですし、もしこれをいままで何年にもわたって病気の診療をまかせて きた「信頼している」患者が呼んだら、どんな思いをするでしょう。 (その病気を直すのに医療の常識で5年かかるとします。直りかかった 4年目でこの記事を呼んで、自分が信頼してきた医師が実は金儲け医師な どと呼ばれていたとしたら、その患者は信頼を失い別のより自分の診療経過 を理解出来ていない医師のもとへ移っていってしまうかも知れません。 それによって、その患者の病気の治癒が遅くなったとしたらあなたはその 患者にどう償いの言葉を投げかけますか?

特にアトピー体質から来る病気、気管支喘息や慢性の皮膚炎ではご存じの 通り、治癒までこの位の時間を要すことがありますよね。診療の遅れて 失明してしまう人までいる恐ろしい病気でもあることもご存じだと思います。) また、この言葉自体が、被害者意識を暗にかきたててしまっていると思います。

あれを読んだら、「なんだか分からないが、すごいページを読んでしまった。」 と興奮する人もいるでしょう。でもそれはその危険性にその人が心のどこかで 反応しただけの事でしょう。 また、それまで医師から納得のいく診療を受けて来ていたアトピー患者であって も今までの診療に疑いの気持ちを持つかも知れません。 その事自体、むしろ素晴しい恵みになっているのですが、その為の十分な 評価内容の整備がなされていません。

(多くのアトピー患者にむしろ医療不振が先立ち、根拠の薄い民間療法への 移行を促してしまう事の方が多いのではないかという不安を感じます。)

もし、これらの事を十分理解されているのであれば、あのような内容 をホームページに掲載する事など、常識的には出来ないものと思います。

あのホームページの運営をライフワークのように思われているのであれば 少々内容の危険性を検討する時期に来ているのではないでしょうか?

でも別にあのコーナーの削除を希望してる訳ではありません。 ただ、トップページの目立つところにそれらの危険性に関する一文を 入れるなどの、(今まで他で見たことありませんが)新しい対応を取るべき と思いました。

信頼出来る医師がいらっしゃると以前のメールでありましたがその先生 にホームページ内容の整備をお願いしてみては如何がでしょう。 そして、出来る事ならその先生と連名で大きな医学会で発表をしていた だいで、既に心にある「結論」を世の医師全体へ表明してみては如何が でしょうか?

その方がより、現実的に日本社会への貢献になると思いますし、その おつもりがなくとも、既にそれだけの素晴しい内容を有したホームページ だと思います。


松岡から返事→製薬会社にお勤めの元患者さん(2月26日)

お久しぶりです。松岡慎治です。

> どうも**@**製薬です。(又も匿名で)

あなたからの投稿は何度実名で掲載したくなったかわかりません。まあ、お約束です。仕方ないですね。(^^;

> あなたのフォローと投稿をくまなく読み続けてきました。そこで
> 考えたことは、WWW上で「何かを中傷するような情報を流すこと」
> の危険性に関する理解が欠けていると思いました。
どう解釈されようが構いません。ネチケット云々なら他でどうぞ。ご忠告はありがたいのですが、正直揚げ足の取り合いはうんざりです。

> 「儲け主義」
> 
> なんて、変に読者に嫌悪感を煽る言葉を使い続けてきていますが
> この日本で「何か仕事をしていたらその十分な対価を求めるのは
> 当り前」のことじゃありませんか?
ステロイドを投与しなくても、たとえば、カウンセリングで薬の投与と同じ対価が得られるような 医療報酬をお医者さんが請求できればいいかもしれないですね。

> 「儲け主義で無駄な薬をつかわせやがって!このヤブ医者!」
> 
> なんて言葉を読んだら、誰だってあなたやあなたと同じ思い
> をした人が被害者でそのお医者さんが悪役に思えてしまうものでしょう。
> 事実、その時、その1ケースでは、何かお医者さんに不手際があったのな
> らその医療行為にお金を払った身にとってはとても心の傷つくものです。
これは理解に苦しみますね。当然、僕自身、「儲け主義で無駄な薬をつかわせやがって!このヤブ医者!」 と思ったし、その医療行為にお金を払ったこと自体、とても傷つきましたよ。つまり、その医者は患者から見て「悪い!」と思って当然です。

> でも、その一つの事実だけで、医者を「金の亡者」扱いにするのであれば
> 日本中どころか世界中のお医者さんが「金の亡者」扱いを受ける危険がある
> ことになります。
こういうのを論理の飛躍、揚げ足とりというと僕は習いました。

> あなたの信頼するお医者さんはきっとあなたにとっては素晴しい助言/診療
> をしてくれたのでしょうが、今までの他の患者の中でそのお医者さんを
> 「ヤブ医者」だとか「診察が上手でない」とか「言葉が冷たい」などと言って
> あなたが思っているよりも低い評価を下してる患者がいるのではありませんか?
いるでしょうね。僕が明石病院とつるんでいるとでもおっしゃりたいのですか?とんでもない。第三者があなたの文を読んだとき、そう読めるようにという意図があるかないかはわかりませんが、どこのお医者さんでもこれは同じではないのですか?

>  一度、徹底的に探してみてください。きっと、「ヤブ医者」とまでは言わずとも
> 「あのお医者さんにかかったが、なかなか病気を直せなかった」
> と感想を述べる方がいる筈です。
去年の2月から3月頃の投稿をよく読み直してみて下さい。明石病院でもだめだったというおっしゃる方の投稿が既にありますよ。くまなく読まれたとのことなのですが、おかしいですね。

> また、あなたやあなたの知る人が「悪い医者」「ヤブ医者」「儲け主義
> の医者」などと呼ぶ方でも、その患者の中にその先生を
> 「尊敬し、感謝し、信頼して頼っている(頼って来た)患者」
> が何人もいる筈です。
いるでしょうね。だから何なのでしょうか?頼ってきていたとしても、患者が「ここの医者はだめだった」と思ったらその人にとっての評価は「ここはだめ」となるだけのことです。逆もまたしかりです。

>  「あの先生は名医だ」とか「あの先生は信頼できる」と医師を
> 呼ぶ場合のその評価の判断基準なんてどこにあるのでしょうか?
> 
> 「診察に間違いがない」「設備や技術が最先端」「接し方が暖かい」
> 「患者を待たせない」「急な診療も笑顔で引き受ける」などなど
> 
> 沢山の評価項目が思いつきます。でもこれらは「一患者の目・感触」
> で評価すると、その人の事情の理解度や思い込みの程度にかなり左右
> されるものです。また、その日はそう思っても次の機会の診療では
> 評価が逆転してしまう事もあります。
結局患者さん個人個人の評価で上がりも下がりもする。誰にも絶対的な評価は下せないとおっしゃりたいのでしょう。その通りだと思いますよ。それを踏まえて「ヤブイシャリスト」は追加しています。つまり、あそこに掲載されているからといって悪い医者とは限らない。それでいいんじゃないですか?少なくとも、あそこに掲載してほしいという患者さんもいるのだということもお忘れなく。

> 「悪い医者を実名氏名手配」
> 
> などというのも、同様にどの視点から評価しているのか不明確過ぎる
> _ですし、もしこれをいままで何年にもわたって病気の診療をまかせて
> きた「信頼している」患者が呼んだら、どんな思いをするでしょう。
> (その病気を直すのに医療の常識で5年かかるとします。直りかかった
> 4年目でこの記事を呼んで、自分が信頼してきた医師が実は金儲け医師な
> どと呼ばれていたとしたら、その患者は信頼を失い別のより自分の診療経過
> を理解出来ていない医師のもとへ移っていってしまうかも知れません。
> それによって、その患者の病気の治癒が遅くなったとしたらあなたはその
> 患者にどう償いの言葉を投げかけますか?
償う?償うべきはそのお医者さんでしょう。では、逆に質問します。あなたが「ステロイドを上手に使うお医者さん」を友達に勧めた。友達は短期間でなんとか外見を抑えることができ「いい薬を紹介してくれたね」と感謝された。何年か後、再会したとき、「なんであの時俺にステロイドなんかを勧めたんだ?」といわれたら、あなたはどう償いますか?

はっきり申し上げて、これは不毛の議論であることが解るでしょう。

> あれを読んだら、「なんだか分からないが、すごいページを読んでしまった。」
> と興奮する人もいるでしょう。でもそれはその危険性にその人が心のどこかで
> 反応しただけの事でしょう。
それでいいんじゃないですか?また、そうだとすれば、たいして危険ではないということです。

> また、それまで医師から納得のいく診療を受けて来ていたアトピー患者であって
> も今までの診療に疑いの気持ちを持つかも知れません。
だまされて、または言いくるめられていたのと納得のいくというのは意味が違います。懐疑的な気持ちを患者自身がもっと持つべきと僕は思いますね。あなたも以前おっしゃっていたじゃないですか。先生に食ってかかるほど質問したと。これは疑いの気持ちではなかったと思いますよ。あなたの探求心と、ご自身を大切にされている証拠です。

> その事自体、むしろ素晴しい恵みになっているのですが、その為の十分な
> 評価内容の整備がなされていません。
> (多くのアトピー患者にむしろ医療不振が先立ち、根拠の薄い民間療法への
> 移行を促してしまう事の方が多いのではないかという不安を感じます。)
僕も民間療法は不要だと思います。ただ、医療側が、ステロイドの使用を正当化する為に、民間療法を叩くやり方は許せないし、健康関連業者が、ステロイドの副作用、薬害を楯に、鬼の首をとったようにわが社の製品が不可欠という売り込みをすることも許せません。これは僕は何度も何度も口をすっぱくして言ってます。

> もし、これらの事を十分理解されているのであれば、あのような内容
> をホームページに掲載する事など、常識的には出来ないものと思います。
僕は常識という言葉が嫌いです。あなたの常識で不快感をもたれようが、あなたの価値観にそぐわなかろうが関係ありません。非常識大いに結構。どうにでも評価下さって構いません。

> あのホームページの運営をライフワークのように思われているのであれば
> 少々内容の危険性を検討する時期に来ているのではないでしょうか?
そうですね。常にこれとにらめっこなのは確かです。作る前からずっと考えていることです。今はこうしかコメントできないです。

> でも別にあのコーナーの削除を希望してる訳ではありません。
> ただ、トップページの目立つところにそれらの危険性に関する一文を
> 入れるなどの、(今まで他で見たことありませんが)新しい対応を取るべき
> と思いました。
医薬品被害救済・研究振興機構の件でしょうか?それともヤブイシャリストでしょうか?あなたから見て「危険」なページはたくさんありすぎるでどれのことか見当がつきませんが、なるようになるでしょう。

> 信頼出来る医師がいらっしゃると以前のメールでありましたがその先生
> にホームページ内容の整備をお願いしてみては如何がでしょう。
これは病院の決めることだし、僕が介入するべき事由じゃありません。

> そして、出来る事ならその先生と連名で大きな医学会で発表をしていた
> だいで、既に心にある「結論」を世の医師全体へ表明してみては如何が
> でしょうか?
それが僕にはできないと踏んでのご提案なら、お応えする必要などないし、僕は医者ではありません。僕におっしゃることではないのではないでしょうか?相手を間違えてらっしゃいませんか?

僕の基本的結論はただ一つ。

「ステロイドに頼ってのアトピー治療は不要」

> その方がより、現実的に日本社会への貢献になると思いますし、その
> おつもりがなくとも、既にそれだけの素晴しい内容を有したホームページ
> だと思います。
日本社会に貢献?笑ってしまいますね。こんな腐った社会に貢献する気等これっぽっちもありません。自分の好きなように笑い、怒り、喜び、悲しみ、精いっぱい生きる。それだけです。ただ思うのは、ここまで僕がへ理屈をならべても懲りずに投稿下さる方々の言葉一つ一つには、貴重な教訓がたくさん詰まっていると思います。


元ステロイドジャンキーの読者さんの投稿記事(97年2月28日)

Fri, 28 Feb 1997 03:24:11 +0900

先日、投稿させて頂いた「元ステロイドジャンキーの読者」です。 投稿記事の最後で、 「生活環境を変えるため、現在、会社の医務室の産業医を通して人事部に地元への転勤の希望を出している。」 といった内容の事を書きましたが、 本日、3月17日付で地元関西の事務センターへの転勤の辞令を頂きましたので報告しておきます。

産業医の力は、なかなか大きいようです。 最近、各企業宛に

「従業員の健康維持のため産業医の意見をもっと重視するように」

といった内容の通達が当局(労働省かな?良く分からなくてすみません) から出されたという話を聞きました。 アトピー改善のために転勤を希望されている方は産業医に相談してみると良いでしょう。 なにもしないよりは、可能性が高まると思います。

私は、現在の部署でやり残している仕事が山のようにあるので、 異動までの期間は大忙しです。 ちなみに、今日は24時30分まで会社で仕事をしていました。 今度の部署が忙しくない部署であることを祈っています。